椅子から立ち上がる際に急にくるギックリ腰の検査・治療法
【主訴】
デスクワークによる長時間座位から立ち上がる際に腰を痛めた
整形外科を受診しレントゲン異常なし。
起床時や歩行時による痛み(−)
長時間座位から立位 (+)
【検査】
腰部
①ルドルフ (右>左)
②ファダフ (右>左)
③片足立ち (右)
④屈曲(−)伸展(+)(+)
⑤回旋(左)左側屈(右腰部)
⑥右腰部から殿部、下腿にかけて痺れ
右腰部から下肢にかけて痺れがあったため以下のテスト項目実施。
KEMPテスト (右)/ +
SLRテスト (−)
→ただし、ハムストリングスの過緊張によりROM制限あり
下位腰椎の神経症より、腸腰筋の筋力低下により仙腸関節、中臀筋に負荷がかり痛みがあると疑ったので、
羽田野式ハイボルト療法により検査と治療。
中臀筋 p/10→6
仙腸関節 p/6→3
腸腰筋 p/3→0
痺れは、仙腸関節下端アプローチにより坐骨神経痛消失。
左右腓骨筋、母趾背屈筋の過緊張
中臀筋、外側広筋の重心負担により拮抗筋の内転筋機能低下の恐れあり。
【指導】
①中臀筋ストレッチ ②タオルによる座位指導 ③大股歩き
【今後】
原因筋の腸腰筋、中臀筋の筋力検査のため複EMSの実施予定となります。